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症状一覧
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トイレに行ったばかりなのにすぐにトイレに行きたい、長時間のバス移動などでトイレに行きたくならないか心配。このようなお悩みをお持ちの方は過活動膀胱の可能性があります。放っておくとトイレに間に合わない切迫性尿失禁や、夜間に何度も起きてしまうなど多彩な症状が出てくる恐れがあります。当院では過活動膀胱の原因を検査して適切な治療の提案をさせていただきます。生活習慣の見直しで頻尿が改善する方も多い疾患ですので、薬だけに頼らず生活習慣の見直し、指導も積極的に行なっていきます。
通常、尿は無菌状態です。何らかの原因で尿に細菌が入ってしまっている状態が膀胱炎です。細菌が膀胱内で増殖すると上記症状を出すことがあります。通常は抗生剤治療で治癒することが可能です。膀胱内の細菌を排出することが最も大事なので症状がある場合は水を沢山飲むことが大事です。まれに膀胱炎を繰り返してしまう人がいますが、このような方は生活習慣の見直しや、膀胱、腎臓、尿管に病気が隠れている場合がありますので精査をお勧めしています。また膀胱炎は放っておくと腎盂腎炎に発展してしまう恐れもありますので早めの受診をお勧めします。
「尿が出にくい・尿の勢いが弱い・尿をするのにお腹に力を入れるといった」排尿症状は、膀胱から尿道出口への尿の通過が妨げられる場合、あるいは膀胱がうまく収縮できない場合に起こります。通過障害で最も頻度の高いものは男性における前立腺肥大症で、膀胱収縮障害は男女とも神経因性膀胱で起こります。また、膀胱収縮障害は、メタボリック症候群に伴う膀胱の血流障害や加齢による膀胱の老化現象としてみられることもあります。原因を明らかにして、薬物治療を含む治療法の説明を受けるとともに生活の注意点も指導します。
夜間頻尿には、膀胱が尿を溜められるのにもかかわらず、夜間に腎臓から生成される尿量が多いために何回もトイレに行く夜間多尿による夜間頻尿と、尿が作られるのは少ないのに膀胱に尿が溜められないためにトイレに起きてしまう蓄尿障害による夜間頻尿があります。夜間多尿の方には塩分摂取制限や夜間帯の水分を控えて頂くなどの生活指導を行います。それでも改善難しい方には朝の利尿剤投与や抗利尿ホルモン剤等の投薬治療を行います。
尿に血が混じる、いわゆる血尿は、尿を作る腎臓や尿の通り道の重要な病気のサインです。血尿が発見される頻度は年齢とともに増え、男性に比較して女性に多く見られます。尿に血が混じることを目でみて判断できる肉眼的血尿はさらに重要な病気のサインです。血尿の原因としては、悪性腫瘍や結石、膀胱炎などの炎症、腎臓の内科的な病気など様々なものがあります。血尿が見つかった場合には、症状がないからとほっておかず、はやめに泌尿器科の受診をおすすめします。
残尿がないのに残尿感を感じる場合は、膀胱や尿道の知覚異常が原因となります。残尿感は炎症にともなって出てくる場合と、炎症がはっきりしないのに出てくる場合とがあります。前者の典型例は女性の膀胱炎です。この場合には排尿時の痛み、尿が近い、などの症状とともに残尿感が出てくることがありますが、適切な抗菌薬による治療で数日以内に症状がなくなります。男性では慢性前立腺炎でよくみられる症状です。抗菌薬、抗炎症薬などで治療します。
正常な尿の色は、うすい黄色から茶褐色までと変化に富みます。この色は、尿色素と呼ばれる色素が、どの程度の水分で薄められるかによって決まります。
赤色~ピンク:尿に血液が混じった状態で、尿路の悪性腫瘍(がん)や尿路結石、尿路感染症などが考えられます。
白色:尿に白血球が混ざった状態で、膀胱炎や腎盂腎炎の際に認められます。
濃い茶色:肝臓が悪いために黄疸をきたし、濃い茶色になっている可能性があります。
突然の腰や背中・脇腹・下腹部への激痛、さらに鼠けい部や外陰部への痛み、また血尿、吐き気・嘔吐などの症状は尿路結石の症状として知られています。腎臓結石や膀胱結石の場合、痛みを感じないもしくはあっても鈍痛程度であるため、つい放っておいてしまい重症化を招いてしまうことがあります。結石が長く体内にとどまっていると、腎臓の機能を悪化させることもありますので、健康診断などで結石の疑いを指摘されたら、必ず早い段階でご相談ください。